今回は、デジタルハリウッドSTUDIO by LIG(webデザイナー専攻)の
- 卒業制作
を振り返りたいと思います。
結果としては無事に卒業できたのですが、当時の心境としては
割とスケジュール、ハードだな…
って感じでした。
これから入学する人や卒業制作の内容が気になってる人の参考になれば、と思いますので以下情報をまとめておきます。
- 何がハードだったか?
- 時間の余裕はあるのか?
- 完成度ってどれくらいなの?
といった疑問をもっている方は参考にしてください。
デジハリの卒業制作、何すんの?
デジハリSTUDIO by LIGの卒業制作では
- 実際に稼働しているホームページ
をオリジナルデザインで作成します。
なので、中間課題やデジハリオンラインのように「架空のサイト」を想定してデザインするのではなく
- クライアント
を自分で探してきて、そのホームページを作るという感じです。
なので
- ヒアリング
- ターゲット分析
- サーバー&ドメイン取得
など、デザインとコーディング以外にも実際にweb制作で必要な過程をすべて体験するという流れになっています。
卒業制作の完成度ってぶっちゃけどんな感じ?
ちなみに私が入学前に気になっていたのが、デジハリ卒業制作の完成度です。
公式HPでは、具体的に卒業生の作品が紹介されています。
でもこれって一部の優秀な生徒の作品で
- 平均スキルどんな感じ?
- ちゃんとサイト作れるようになるの?
とかなり不安でした。
この点に関しては、マジで全く心配いらないです。
同期の中にも、めちゃくちゃ完成度高い人いましたし、完成度は自分次第でどんなものも作れると思ってOKです。
ただ
- 個人のセンス
がかなり大きくて、その人次第という感じでした。
自分が作りたいと思ったサイトであれば(そういうデザイン設計にすれば)そのレベルのサイトを作ることになります。
なので、コーディング簡素でシンプルなサイトにしようとすればそうなるし、アニメーションたっぷりのサイトにしようと自分が決めたならそうなるように講師のサポートが入ります。
と、考えると今後のことを考えるなら、少し難しい(自力じゃできなさそう)なレベルのサイトデザインにして、講師にアドバイスをもらって構築するのが得なんじゃないかな、とは思いました。
また
- 過去卒業生の作品
は全部、生徒共通のBOXからファイル閲覧することが可能です。
また、毎月行われいる卒業制作の講評会も(自分の所属しているクラスじゃなくても)見ることができるようだったので、参加するのもアリだと思います。
ちなみに、動きをつける際にこちらのサイトにあるコードを参考にしている生徒さん多かったです。
参考までに。
卒業制作のスケジュールは「超ハード」
で、この卒業制作なんですが、スケジュールがかなり厳しいのは知っておくべきだと思います。
こちらの記事でも書いているように、デジハリ中間課題は結構骨があるというかこだわってやると時間が必要な内容になっています。
なので動画学習は前倒しで進めて、早めに中間課題に入るのが絶対に正解です。
そのうえで知っておきたいのが、卒業制作のスケジュールとして
- プレゼンテーション(企画発表会)
というのが存在するという点です。
この企画発表会では、同時期にデジハリに入学した同期生(10人~20人くらい規模)に対して自分の作る卒業制作をプレゼンテーション方式で紹介する必要があります。
内容としては
- クライアント紹介
- ペルソナ
- サイトマップ
- コンセプト
- 見本とするサイト
などなど割と盛り沢山で、皆の前で結構ガチのプレゼンをしなくてはいけません。
ちなみに入学すると、デジハリ生共通の資料用BOXから過去の卒業生のプレゼン資料をすべて閲覧できます。こだわりある学生が多く、また先生方も資料の内容&デザインを割と細かく講評されていました。
で、中間課題を終わらせないといけない〆切が入学して
- 4ヶ月2週目
そして、この卒業制作の企画発表会があったのは(あくまで私の場合は)
- 5ヶ月1周目
でした。
つまり中間課題が終わってからクライアントを探すとなると、約3週間で見つけて企画発表会のための資料もすべて作らないといけないということです。
私は中間課題が終わるまで、全くクライアントを決めていなかったので
- 卒業制作に協力してくれる人(お店)
を探すのに、まず苦労しました。
同期にはTwitterで呼びかけている人もいましたし、私のように何件かに声をかけて断られた人もいると思います。
クライアントさんを見つけたときは、ものすごく安心して思わずガッツポーズしてしまいました。
とにかくこれは焦るので
クライアントは中間課題をやりながら確保しておく
というのは一つ重要な点になると思います。
サーバーにアップしてから卒業するのが◎
卒業制作のスケジュールは、ざっくりと
- デザイン1ヶ月
- コーディング1ヶ月
という感じでした。
ただ先ほど説明したように企画発表会があるのと、最終的にはコーディングだけでなく
- サーバーにアップ(HPを公開する)
段階までたどり着いてから卒業するのが理想です。
というのも、デジハリではドメイン&サーバーの契約方法やサイトのアップの仕方などは詳しく学びませんでした。
そのためHPを公開することなく、卒業してしまう人もいました。
で、これ自力でやると
- 公開できない
- アップできない
- 作って終わってしまう
という人もいるのでは、と感じたので講師の方に質問ができる状況下でHPはサーバー上にアップしてしまうのが良いかと思います。
また、サイトをアップしてから
- デザインの崩れ
- アニメーションの不具合
などに気づくこともありました。
もし卒業してしまっていたら、自力で修正するのは難しかったと思います。
なので卒業制作のコーディングは、なるべく余裕をもって早めに終わらせるくらいでちょうどいいです。
そう思うと実際に作業できるのは1ヶ月半くらいの時間しかない(中間課題とほぼ同じくらい)になると思います。
大規模サイトは避けたほうが無難
時間に余裕がないことを考えると
- 大規模サイト
は避けるのが無難だとも感じました。
理想的なのは
- ページ数少なめ
- デザインに凝りまくる
- コーディングも難易度高め
のサイトを講師の方に助けていただきながら作成する、というパターンです。
就職活動や転職活動でデジハリに通う人も多いと思いますし、今後自分のポートフォリオに紹介する作品として完成度が高いものを作るという意気込みが理想だと思います。
ページ数が多いと
- 時間がかかる
ので、それだけで1ページに避ける時間も短くなってしまいます。
とにかく丁寧に小規模のサイトでいいので、大切に作り上げるような気持ちをもって挑むのが理想かもしれません。
仕事をしている人は、割と大変だと思う
私の場合は、仕事をしていない身分だったのですが
- フルタイムで働いている
- 育児に手一杯
など事情がある人は、結構なハードスケジュールだろうな…と感じました。
やっぱりポイントとしては
- 動画学習
- 中間課題
をなるべく早めに終わらせていきながら、クライアントも事前に決めておき、プレゼンの用意もしておく。
そのうえで卒業制作で
- どんなサイトをつくりたいのか?
というイメージをもっておくのがベストかもしれません。
以下のようなウェブデザインのギャラリーサイトを見る癖をつけておいて、見本サイトは早めに決めておくのも◎だと思います。
卒業制作が間に合わない!となると延長料金が…。
ちなみに〆切に間に合わないと、延長料金が必要になるのでこの点も知っておくと良いと思います。
延長料金は、1ヶ月3万3000円くらいだったと記憶しています(変更あるかも)
実際、卒業伸ばしている人は何人もいました。
値段が値段なので、卒業できないとなるのは避けたいです。
中間課題に関する記事でも書いたのですがとにかく時間に余裕をもって課題に取り組むのが大切です。
まとめ|中間課題よりも卒業制作のほうがうまくできた
個人的には中間課題よりも
- 卒業制作
の方が納得のいくものを作ることができました。
やっぱりクライアントさんがいると思うと、良いものを作らなきゃという責任感は生まれる気がします。
作ったサイトを実際にアップする楽しさや、クライアントさんに喜んでもらえる嬉しさもあります。
企画発表会と同じように
- 卒業制作発表会
でサイトをお披露目することにもなるので、この点でもモチベーションには繋がりやすいです。
- 中間課題(架空サイト)
- 卒業制作(実在サイト)
この2つをがっつり作ることができるので、やはり真剣に取り組んでポートフォリオに載せる作品を増やしていけたら理想かなと感じました。
ということでデジハリ卒業制作が気になっている人は、参考にしてください。